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バイクチェーンの交換の仕方

ここではバイクチェーンの基本的な交換方法をご紹介致します。 チェーン調整はエキセントリックタイプや後方へのスライドタイプなど様々な種類が ありますので、ご自分のバイクの調整方法をよくご確認下さい。


当店でお買い上げいただいたバイクチェーンには、さらに詳しく『交換のコツや バイクチェーンの基本的な構造や原理』などが記された説明書が同梱されます。 そちらもよくご覧の上、バイクチェーン交換にトライしてみて下さい!

※サムネイル画像をクリックすると大きな画像がご覧になれます。

バイクチェーン交換方法 作業工程1

装着されているジョイントタイプが『クリップジョイント』でない事を確認してから、 カシメてあるピンをチェーン工具によって抜きます。

※この際、進行方向に対して後方側のピンを抜くと作業がスムーズに進みます。
※ピンを抜く部分はカシメジョイント部分がなければどこでも構いません。

バイクチェーン交換方法 作業工程2

ピンは最後まで抜く必要はなく、裏側のプレート部まで抜けばカシメは 分解できます。

バイクチェーン交換方法 作業工程3

このような状態になればカシメは分解できます。

バイクチェーン交換方法 作業工程4

ピンを後方に全て抜いて分解したカシメ部分です。

バイクチェーン交換方法 作業工程5

新品のチェーンを用意します。

バイクチェーン交換方法 作業工程6

新品チェーンと中古チェーンをつなぎますが、Oリング入りのシールチェーンの場合、この時点ではまだ『Oリング』は装着しません。

バイクチェーン交換方法 作業工程7

このようにタイラップや針金などを使ってつなぎ、仮止めした状態で新品チェーンを1周にわたってバイクに通します。

バイクチェーン交換方法 作業工程8

チェーン引きを一番チェーンが弛む前方に移動してチェーンを張り、チェーンが長すぎないか確認します。

バイクチェーン交換方法 作業工程9

長すぎる場合には、何リンクをカットすれば良いか確認します。
※ちょうど良い長さの場合にはこの作業は必要ありません。

バイクチェーン交換方法 作業工程10

この際、進行方向に対して必ず『プレートの前方側のピン』を抜きます。
※ちょうど良い長さの場合にはこの作業は必要ありません。

バイクチェーン交換方法 作業工程11

余分な長さのカットしたチェーンを外します。
※付属されているカシメジョイントにOリングは入っていますが、万が一無くした際のために、この時カットした部分に入っているOリングは必ず無くさないようにしておきましょう。
※ちょうど良い長さの場合にはこの作業は必要ありません。

バイクチェーン交換方法 作業工程12

新品のチェーンに同梱されているカシメジョイントを開封して、欠品やOリングにキズや亀裂・劣化などがないか確認して、ピン部にチェーングリスをたっぷりと塗布ます。

バイクチェーン交換方法 作業工程13

グリスを塗布してOリングを2個組み込んだカシメジョイントを、チェーンの裏側からチェーンの繋ぎ目部分に差し込みます。

バイクチェーン交換方法 作業工程14

カシメジョイントを裏側から差し込んだら、表側にもグリスをたっぷりと塗布してOリングを2個組み付けます。

バイクチェーン交換方法 作業工程15

圧入するカシメジョイントプレートの表裏を確認して仮組みします。

バイクチェーン交換方法 作業工程16)

チェーン工具にてプレートを丁寧に圧入していきます。

バイクチェーン交換方法 作業工程17

Oリングを潰し過ぎない様にプレートの圧入量はノギスなどで確認しながら行うのが理想です。

バイクチェーン交換方法 作業工程18

プレートの圧入が完了すると、このようにプレートからカシメ部分のみが表側に少し出ている状態になります。

バイクチェーン交換方法 作業工程19

チェーン工具を使用して、2箇所のカシメ部分を丁寧にカシメてフレア加工をしていきます。

バイクチェーン交換方法 作業工程19(補足)

フレア加工の図解です。図のように工具でチェーンピンの先をフレアにして、プレートを固定します。

(バイクチェーン交換方法 作業工程20

適正なカシメ量で、フレア加工部分に亀裂などが入っていないか、2箇所ともよく確認します。

バイクチェーン交換方法 作業工程21

プレート間同士の距離が適正値か再度確認します。適正値であればチェーンの カシメ作業はこれで完了となります。

バイクチェーン交換方法 作業工程22

この時点でチェーンの弛み量を確認します。

バイクチェーン交換方法 作業工程23

アクスル部分を左右均等に後方へ引き、チェーンの弛み量が約20~30ミリの適正量になるようにチェーン調整をします。

バイクチェーン交換方法 作業工程24

この時、チェーンの弛み量が約20~30ミリになるようにバイク側リアホイールのアクスル部分でチェーン調整をします。

※オフロード車などのリアショックのストローク量が多いバイクは、もっと多くの弛み量が適正です。
※最後にチェーンカバーなどの付属品を装着して、各部締め忘れなどがないかよく確認したらチェーン交換作業は全て完了となります。

当店でお買い上げいただいたチェーンであれば、ご自分で交換された後の確認作業も当店で行っております!お近くにお住まいの方は是非ご利用下さい!
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