フロントロウ代表の実方(サネカタ)です。
この度は『バイクチェーンの見解ページ』をご覧いただき、誠にありがとうございます。
ここでは私(サネカタ)のバイクチェーンに対しての考えやご提案、実体験に基づいた危険な体験談などをご紹介致します。
バイクのチェーンといえば、昔は『伸び・破断・サビ』などは当たり前で、かなり頻繁なメンテナンスが必須だったのですが、現在では相反する要素である『高強度&低抵抗』で、オイルシール形状の進化や素材の材質そのものの進化などで、現在は前述のような事はかなり減りました。
一昔前は250c.c.クラスにまでしか純正採用で使用していなかった520サイズのチェーンが、現在では180馬力で1000c.c.オーバーのバイクでも、520サイズのチェーンが純正採用となるくらいにチェーンは飛躍的に進化してきたものの、最新バイクのパワーも昔とは比べ物にならないくらい上がり、チェーンにかかる負担というのは想像を絶するものであることは、現在も過去も同じなのは間違いのない事実です。
唯一、外部から見えてメンテナンスのできるバイクを駆動する命綱でもあるバイクチェーンには、適した整備・メンテナンスなどで危険も最大限に回避でき、ランニングコストもはるかに抑える事ができるので、常に気にかけてマメなチェックを怠らないようにしたいですね。
私が10代の頃に乗っていたバイク(Z400FX)で、そんなにエンジンチューンもまだしていない頃でしたが、走っていてふとエンジンブレーキをかけた際に、急にクラッチを切ったような症状になり、慌てて『何だっ!?』と思って止まったら、後方に切れたチェーンが横たわっていたというエピソードもあります。チェーン本体のメンテナンスやマメなチェーン調整などをしていなかった事が起因しての破断でした。
その時は切れただけで済んだのでまだ良かったのですが、もし万が一エンジンのクランクケースに噛み込んでロックしていたら・・・と考えるとゾッとします。
それからというものの、チェーンに関しては神経質なくらいマメなメンテナンスを行うようになりました。
マメなチェーンのメンテナンスをしていれば、していない場合よりはるかに長寿命で低燃費、パワーの伝達ロスも減るのでスロットルを開けた際のリアホイールに駆動がかかるまでのタイムラグも減ります。
現在では高強度&低フリクションなバイクチェーンや7075材を使用した高強度なアルミスプロケットも販売されているため、安全性を保った上でのチェーンの軽量化・スプロケットの軽量化や低抵抗化などに関する興味が深く沸いてきて、自分のバイクや社用のバイク、レーサーなどで様々なテストや検証などを重ね、ストリートバイクにもそのデータやノウハウなどをフィードバックさせた作業を行っています。
駆動をかけてリアホイールを回す際、最終的にはあのドライブチェーンでそのバイクの車重・トルク・パワーをリアホイールに伝達しているんだという認識を深く持って、チェーンに接してくれたら非常に嬉しい限りです。
参考:バイクパーツ買取・販売のフロントロウ!(ブログ)
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