■GPZ900Rニンジャ スイングアーム補強
このニンジャのスイングアーム補強は、昔から仲のイイ、カスタムショップ様からのご依頼で加工を施したモノです。
オーダーの内容は『多少は値段が高くなってもイイので、ただのループタイプのスタビではなく、ちょっとだけ凝った感じでヨロシク・・・』という結構あいまいなものでした(笑)。
普通のループをスイングアームの上か下に取り付ける場合は比較的簡単なのですが、ニンジャはスイングアームピボット付近の剛性があまり高くないのを考慮して、ピボット付近はボックス形状としました。
もっとRサスを囲むようにしたかったのですが、フレームがジャマしてそこまではできなかったのが残念ですが、通常のループタイプのスタビ加工よりはかなり剛性は上がっています。
スイングアームのスタビ加工に限らず、アルミ溶接(通称アルゴン溶接)は、『熱歪み』を出さないようにするのと、『母材強度&溶接強度』が命です!
両方のバランスを考え、溶接順序や材料の製作・材質の選択の考慮などをしてから加工・製作に入ります。最後の歪み取りまできちんとできるように考えながらの製作ですので、溶接を練習している頃の最初は熱で歪ませて、かなり練習材料をダメにしたものです・・・。